国島の成り立ち

国島武右衛門が国島商店を創業したのは1850年、つまりペリー来航の3年前に当たる嘉永3年でした。

清国がイギリスにアヘン戦争で敗れ、日本国は西洋から如何に国体を保持するか、喧々諤々の議論が交わされていたこの時代、国島武右衛門が頼みにしたのは経済力でした。

江戸時代は、貨幣経済が成立、奉公人の制度と株仲間の解散が工場経営を可能にし、日本版のマニュファクチュアが成立した時代でもあります。
灘の酒造りから始まり、桐生の絹、大阪泉大津に加え、尾張の綿織物もマニュファクチュアの代表的事例とされます。

国島武右衛門は、西洋の圧迫に直面した日本の将来を考えたとき、みずからマニュファクチュア「国島商店」を興し、日本の近代化を支えたのです。

国島武右衛門碑

沿革

1850(嘉永3) 初代国島武右衛門が尾西市北今村(現・一宮市北今)で機屋業を創業
1919(大正8) 株式会社国島商店を中島郡起町(現・一宮市起町)に設立(社長・後藤辰一郎)
1921(大正10) 一宮市下浦町に支店を開設
1924(大正13) 直営工場、中外毛織株式会社を設立
1930(昭和5) 尾張一宮駅前(現・一宮市栄)に一宮支店を新築移転
1938(昭和13) 中国・天津に三興洋行を設立(代表者・伊藤隆)
1944(昭和19) 国島株式会社に改称
1948(昭和23) 東京営業所を開設
1949(昭和24) 大阪営業所を開設
1950(昭和25) 取締役社長に後藤元三が就任
1951(昭和26) 名古屋営業所を開設
1954(昭和29) 「CKKTEX」を商標登録
1965(昭和40) ビンセンツォ・リロイヤ(イタリア)と技術提携
1967(昭和42) 高松宮殿下が中外毛織株式会社一宮工場へ御台臨
1968(昭和43)
  • 取締役社長に伊藤隆が就任
  • ポール・ポークレー(フランス)と技術提携
1970(昭和45) デビッド・ウィルキンソン(イギリス)と姉妹会社提携
1971(昭和46) 中外毛織直販株式会社を設立
1973(昭和48) 株式会社東京ベルダムを設立
1975(昭和50)
  • コンテール株式会社を設立
  • スルザー製織機12台を設置
  • IBMデータプロセシングシステム導入
1981(昭和56) 中外毛織株式会社と国島株式会社が合併し、中外国島株式会社となる
1985(昭和60) 尾西市三条(現・一宮市三条)にCPC事業部発足
1987(昭和62) スルザー製織機100台突破
1991(平成3) エアージェット織機を導入
1994(平成6) 取締役社長に伊藤正樹が就任
1995(平成7) 上海中外国島毛織有限公司を設立
1996(平成8) 本社ビルが完成
2000(平成12) 創業150周年を迎える
2002(平成14) プルミエール・ビジョン(パリ)に日本企業として(非欧米企業としても)初出展
2004(平成16) 株式会社クインスタイルを設立
2008(平成20) 経済産業省・中小企業庁より「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれる
2010(平成22) 取締役社長に伊藤核太郎が就任